白玉雨萠の気分屋さんめも

白玉あも///エロと笑いがすき

福沢諭吉と全くトキメキのない青春。◯◯交際。

いつもの入院生活の話とは別に、ふと思い出したことがあるので書いてみる。

◯◯交際。

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うん、援助交際のことなんだけども。

 

学生時代は同級生たちと話していてもうまく馴染めずにいた。友達がいなかった訳ではない。むしろ色々誘われたりもしていたほうなのに、なぜか自分から壁を作ってしまいがちで。

 

そんな私は放課後、ストレスが溜まっていたのか校舎の向かい側の電話BOXからツーショットダイヤルに電話をかけて全く知らない大人たちと話をするのが癖になっていた。

だいたい繋がった瞬間から相手の男の人はハァハァしていて性的なやりとりを求められていたんだけど、時々ふつうに話し相手になってくれる人もいて。

 

あまりにも学校でストレスがひどい時は、お昼休みにわざわざツーショットダイヤルをかけに行っていたこともある。

初めて電話したのはいつだっけ?って思い返したら小学校の職員室横の公衆電話からかけたことを思い出した。

小学生でツーショットダイヤルデビュー(笑)

 

たぶん癖になっていたのは中学生の頃。

女性は無料なのでお金がかからず、顔を見られることもなく名前を知られることもなくただ受話器越しに会話してくれる人がいることはすごく嬉しかった。

そのうち家でもひたすらかけるようになっていて。ほとんどママがいなかったからひたすらツーショットで話して朝方に眠り、午後に起き、学校は休みがちになっていく。部活は好きだったから休まずに行ってテナーサックスをブンブン吹いて、暗くなったら帰宅してまた知らない大人たちと電話で話して。

 

そのうち携帯電話を持つようになり、ツーショットダイヤルで知り合った男性たちは「ここを通すと電話代が高いから」とか「切ったらもう二度と話せないしTEL友なろうよ」とか言う人がほとんどなので番号を交換する。

 

私の学生時代の携帯電話のメモリにはリアルな知り合いよりも声しか知らない男の名前ばかりが並んでいたよ。

 

まだその頃はLINEなんてなくて、メールだってやりとりにお金がかかったし電話も通話料がものすごく高かった。

 

 

高校生になりアルバイトをしたけれどやっと1ヶ月働いて手にしたお給料は、すぐにママの手に渡り

パチンコの資金となり消えた。

お小遣いなんてもらえてなかったし、パパからの養育費もママが使い込んでいたから、私ほんとに欲しいものを買えないし、ごはんすら冷蔵庫の中のものを勝手に食べたら怒られていたから自分で買って食べるしかなくて

でもその買うお金ってアルバイトしたお金ではやりくりできないからどうすりゃいいんだってよくわからなくなってね。

携帯のお金も払えなくなるし電話停まる・・・ってTEL友に話したら、じゃあ会おうよ、Hさせてくれたらお金払うよって言われて。

 

 

その人は相模原の人だったかな。

私もなんとなく東京に住んでることにしていたけど、会おうってなるとさすがに北海道のど田舎の私とその人が簡単に会える訳ないから

「黙っててごめんね、ほんとは私、北海道なんだよね」って謝った。

 

そしたら騙してたの?!って怒られたけど、でも電話で話せなくなるのは困るからって、すぐに携帯代を振り込んでくれた。

 

 

とても良くないことだけど、毎日バイトしてやっとお給料をもらってもママにとられてしまう生活よりも

電話で話し相手になってるだけでお金をくれる男の人たちがいる生活の方に変化していってしまった。

 

 

時々北海道の人とも知り合い、まとまったお金を先に振り込むから札幌おいでよ!あそんであげるよ!って誘われ、学校を休んで資金稼ぎに遠征していたこともある。

まあ会った人とは性的なことを求められたらしていたこともあるけども。

 

 

すごく心配してくれていた、とあるおじさんはそんなにガツガツしてなくて、それでも毎月必ず10万くらいずつ振り込んでくれてた。

で、あるときママに通帳見られて「このハシモトさんて誰?!なんでこんなにお金振り込んでるの?!」ってすごく怒られ打たれた記憶がある。

 

でもママはとてもずるくて、私は稼げる子って思ったらしくその時以来怒られたことも心配されたこともない。むしろ「ねぇ〜車ぶつけちゃったんだよね〜ママ困ってるんだ」だの「支払いが間に合わないけどママ仕事行けないからお金足りない」だの言って私に甘えるように変わっていった。

 

 

私もバカだから、

いつもママがいなかったり相手にされていないよりは、お金お金って言ってくるママでも私を必要としてくれているようで嬉しくて

おじさん達から振り込まれていたお金をママにも渡していた。

そしてママはそのお金を、やっぱりパチンコで一瞬でなくす。

 

 

そうしてそのうち、毎月10万振り込んでくれていた札幌のおじさんも余裕がなくなり奥さんにバレてしまい、私の携帯に「うちの旦那から毎月毎月金とって、あんたどこのだれよ!」って怒鳴られたので

「そうですか、すみません。私は根室の17歳です。」と答えると今度は電話の向こうでおじさんが怒鳴られていた。「根室の17歳が相手って・・・あんた何やってんのよ〜!!!怒」

 

未成年にして人の家庭を壊してしまった・・・

 

 

 

 

高校時代は思い返しても汚い記憶しかない。本当に嫌になる。

 

 

同級生たちと楽しく遊んだり

恋愛したり

青春なんてできなくて

 

どうやって話し相手を見つけるか

どうお金を稼ぐか、そのお金でどう生きるか

ほんとにそんな記憶ばかりで悲しい。

 

 

 

私に援助してくれていた大人たちが口を揃えて言っていた

「はなちゃん(私の本名)は、僕が相手で良かったね。お金くれるからって会ってみたら、乱暴されたり殺されたりも、無いとは言えないんだから。」

 

 私は

「いつかそのうち殺されてもしかたないって思っているよ。生きていても親にすら大切に思ってもらえないの。お金渡さなければ会話もしてくれないんだよ。」

 

 

本当に本当に思い出すと嫌になる。

 

 

 

今も私は人に嫌われても仕方ないようなことをたくさんしてる。

 

 

だけどそんな私のことでも、好きとかおもしろいって言ってくれたりする人がいて

イベントをやると会いに来てくれる人がいて

似たような悩みを抱えた女の子たちがたまに手紙を書いてきてくれたり

 

 

幸せってなんだかよくわからないけど、充分私は幸せなのだと思います。

 

 

 

そんな私が出演するイベントが明日(7/14の24:30から)新宿ロフトプラスワンであります。

いつもはトークライブですが明日はステージからおりて一緒の目線でお酒飲んだりしながらお話しましょう。

『ヤリマン大納涼サロン!』 – LOFT PROJECT SCHEDULE

 

 

 

 

しらたまあも